木の心地よさを体感できる家K様邸

休日が待ち遠しくなる!家族が自然と集まる場所を大切に。
子どもたちの成長を見据え、プランや仕様を決定

健康面や雰囲気の良さを考慮し、自然素材の木の家に

ご主人 もともと実家を建て替える計画を立てていたのですが、途中で中断・変更し、改めてマイホームをつくることにしました。

奥様 家を建てるなら、私は自然素材にこだわりたいと思っていました。子どもたちができるだけ化学物質にふれないよう、ボンドやビニールクロスなどより、無垢材や漆喰を使う家がいいなって。そこで、自然素材に重点を置く工務店に資料請求したり、インターネットで調べたりする中で阿部建設を見つけました。

ご主人 モデルハウス「手しごとの家」を見学に行ったら、雰囲気がすごく良かったんです。ちょっとした疑問にも、担当者が丁寧に答えてくれたので安心できましたね。

奥様 平面図ではイメージしにくいだろうからとパースを描いて説明してくれました。壁が斜めになっているところは、こちらから見たらこうなる、と角度を変えて絵を描いてくれましたね。こうした対応も大きな決め手でした。

ご主人 家づくりでは日当たりの良さや風通しを第一に考えました。ここの土地は南側が道路に面していて遮るものがないので、光が入ってくるんです。

奥様 それで最初に提案いただいたプランは、明るい2階リビングの家でした。でもそうなると、1階に子ども部屋をつくることになり、子どもたちが成長したら、2階へ上がることなく自室にこもってしまうのでないかという心配があって…。結局、1階にLDKがある今の間取りにしてもらいました。

明るいリビングやBBQのできるテラスで楽しむ、家族の時間

ご主人 以前はなかった駐車場やBBQのできるテラス、庭はぜひつくりたかったし、家族5人が自由に過ごせる間取りを希望しましたね。夫婦で分担して、キッチンなどは妻がメインに理想を描く場所として要望を出しました。僕は和室や階段にこだわりましたね。和室は仏壇を置くとともに、子どもが集まる場所にしたいと思いました。ご先祖が見守る中で一緒に遊ぶところ、というイメージです。一番年下の子どもはその祖父母に会ったことがないので、飾ってある写真を見て親しみを持ってほしいという思いもあります。また階段は、1階に近い数段の幅を広くしてもらいました。2階からまっすぐ降りるとキッチンで、斜め横方向に降りるとリビングです。子どもたちは階段にソファのように腰掛けることもあれば、手すりで遊びながらテレビを観ていることも。最初はスケルトン階段を考えていましたが、収納スペースの問題でそれはやめたものの、2階正面の窓から光が降り注ぐ明るい空間になりました。明るさは大切にしたかったので、窓は大きく、庇は小さくしています。

奥様 リビングは家族5人が集まっていても窮屈に感じないよう、明るさと開放感が大事ですからね。あとは早く植栽が育って、外からの視線をもう少し遮ってくれればいいかな。

ご主人 このリビングで休日にくつろいだり、子どもたちが遊んでいる様子を眺めたりするのが、好きな時間ですね。

奥様 休日にテラスでBBQやごはんを楽しむのもいいですよね。子どもたちは週末ソフトボールの練習に行き、昼に一旦帰ってまた出かけるので、テラスにテーブルを出してアウトドア感覚でランチしています。テラスにクッションを持ち出してお昼寝することもありますね。

長女様 テラスでBBQする時は、お父さんがお肉を焼いてくれ、みんなで食べると楽しいです。ほかに、リビングが好きです。広いから走ったりレゴで遊んだりしています。

長男様 僕は家が広くなって、自分の部屋ができたことがうれしいです。居心地がよくて、寝転がったり遊んだりして自由に過ごしています。あとは和室です。毎朝、仏壇にお参りして、今日も一日がんばるぞという気持ちになります。

次女様 私は和室で遊んだり、子ども部屋のベッドの上でゲームをすることが好きです。

ご主人 また、娘が2人いるので、もう少し大きくなったら身だしなみを整えるスペースも必要かと思い、洗面所を広くし、横長の大きめの鏡を選びました。妻と一緒に使う日がそのうちやって来るんでしょうね。

奥様 夏休みなどには子どもたち3人と調理することもあります。できあがったキッチンを見て「広すぎるんじゃないか!?」と驚いたぐらい、広めのスペースに仕上がったので、4人で立って食材を切ったり下ごしらえしたりすることができるんです。対面キッチンだから、普段も料理しながらリビングにいる子どもたちの様子を見られて安心ですね。以前の家は間取りの関係で、一人でもくもくと作業していたのですが、今はキッチンにいながら家族との一体感を感じることができます。長い時間を過ごす場所だけに満足感は大切ですね。

家とともにある、楽しい思い出を増やしていきたい

奥様 木の家という面では、1階の床を木の表面に凹凸のある「うづくり(浮造り※1)」にしたのが特徴です。わが家ではみんな裸足で過ごすので、足にやさしく肌ざわりがいいのが気に入っています。2階に使ったのはスギの無垢材です。2階は家族だけのプライベート空間なので、予算を少し抑えて節のある木材を選びました。木の個性や温かみを感じ、落ち着きますね。

ご主人 これからこの家で子どもたちがどんどん成長していき、大人になった時に「実家みたいな家にしたい」と思ってもらえるとうれしいですね。家とともにある楽しい思い出をつくっていければと思います。

奥様 リビングの飾り棚には、これまでの家族旅行などで子どもたちが手づくりした工作や、記念のお土産などが並べてあるんです。今後も、「みんなでここへ行ったよね」「あの時、あんなことがあったよね」と笑い合えるエピソードともに、記念品を増やしていきたいですね。

※1 うづくり: 木の表面を丁寧にこすり、柔らかい部分をへこませ、年輪を凹凸に仕上げます。木目の陰影が強調されるため、表情が豊かで美しく、凹凸が足裏をやさしく刺激します。