眺めを満喫できる家O様邸

空と緑を望む、絶好のロケーションの家。
人生の節目を迎え、新しい楽しみが広がります。

20年以上経ても忘れることのなかった心地よさ

ずっと前から「自分の家がほしい」という思いがありました。森に佇む、焼杉(外壁の杉板の表面を焼く、瀬戸内海地域の伝統技法)の家ならどんなにいいだろうって。それで阿部建設の住宅見学会の広告が目に止まったんです、もう30年ほど前になりますね。太陽の熱を利用したOMソーラーの家を初めて体感したら、スリッパを履かずに歩いても暖かいし、ほのかに漂う木の香りが心地よくて。こんな家を阿部建設に建ててもらいたいと思いました。
実際に家づくりを始めたのは、20年以上経ってからです。予定していたタイミングは定年退職後でしたが、それより早く土地だけでも買っておこうと敷地探しを始めました。

自分の目と足で探し出した、理想の自然環境

住みたい町はあらかじめ決めていました。名古屋市内でありながら緑が多く自然環境に恵まれたところです。仕事が休みになると自転車で外出し、自分の目と足で気になるエリアを見て回りました。あるときインターネットで売りに出ている土地を見つけ、自転車で行ってみたら、そこはまるで別世界。池が広がり、緑がいっぱいで、起伏があるから町並みの家一つひとつに表情があります。まさに探し求めていたロケーションでした。
当初は土地を確保するだけの予定でしたが、住宅ローンの関係で敷地を長期間そのままにしないほうがよいと分かり、家づくりをスタート。けれども、整地に予想以上の資金が必要という問題が持ち上がります。悩んだ末、残念で仕方ありませんでしたが、阿部さんに「諦めます」とお伝えしました。返ってきたのは「この地域でこんな手頃な広さの土地はなかなか売りに出ませんよ。本当に諦めますか」。改めて考え直し、思ったのです。もし断念したら悔いが残るに違いない、あの場所がよかったと後悔しながら一生を過ごすのはいやだ、と。それで今に至るわけですが、振り返ってみたら阿部さんのおかげで機会を逃さなくてよかったと思いますね。
最初の住宅見学会から20年以上。その間に他の工務店や住宅メーカーもいろいろチェックしましたが、阿部建設にお願いしたい気持ちは変わりませんでした。木へのこだわり、シンプルなデザイン、自然の恵みを生かしたOMソーラー‥阿部建設なら私が温めてきた家への思いを実現してくれると思ったからです。

可動式の壁で、昼は空間を広く使い、就寝時は個室に

打ち合わせで伝えたのは、部屋はいらない、廊下もいらない、開放的な空間にしてほしいということです。家を細かく区切りたくなかったし、部屋の壁に遮られて外の風景が見えなくなるのはもったいないですからね。そこで提案してくれたのが、2階の壁を可動式にすること。昼間は可動式の壁を収納し、眠るときは壁を引き出して間仕切りにすれば部屋が生まれます。ふだんは開放感たっぷりで、必要に応じてプライベートな部屋にできるので便利です。また、建物の外壁は念願の焼杉。細かい要望は出していないのに、思い描いたわが家ができあがってとても気に入っています。

自然とともにある、心豊かな時間

家では大きな窓から目前に広がる緑の木々を愛でられるうえ、遠くに建ち並ぶ名古屋駅の高層ビル群を一望できるんです。実は冬の朝だけ、太陽の光を浴びてビルがオレンジ色に輝く瞬間があって。なんてきれいなのだろうとその輝きに見とれてしまいます。夜はテラスのチェアに座って、夜空にまたたく星を眺めながらビールを楽しむのが幸せな時間。ようやく1日が終わった、今日もがんばった、とほっとしますね。
毎日快適に過ごせるのは、OMソーラーと木の素材のおかげでしょうね。特に冬の暖かさが格別です。OMソーラーがあるから、夜でも1階のリビングのストーブをつけると、2階は暖房いらず。夏は、眠るときに2階で冷房をかけるぐらいで、あまりエアコンをつけません。室内にはアカマツやヒノキを使っているため木の香りが心地よく、家の中にも外にも自然を感じられてうれしいです。木の素材は、猫がいることもあって傷つくこともありますが、それが味わいとなり、家や家族の歴史となって残っていくのが素敵ですね。

庭の手入れに打ち込める、これからが楽しみ

もう少ししたら定年退職を迎えます。家にいられる時間が増えるので、庭づくりに力を入れるつもりです。家が完成した時から、お手製の「庭ノート」に植物が芽を出し育っていく様子を記録しているのですが、今まではなかなか手がまわらなくて‥。退職後は生垣をつくり、木も花も草も果実も共存するナチュラルな庭を手がけていきたいですね。
これから家づくりをする方は、どんな家にするのかと同じぐらい、どんな町・土地を選ぶかも重視するとよいのではないでしょうか。自然の豊かさや町の雰囲気を実際に確認することをお勧めします。自転車で回ると細かいところまで目が届きますよ(笑)。住むには環境がとても大切だと思います。