素材とエコ・エネルギーに
対する考え方

Point 02

着心地の良い服のような、
居心地の良い家

天然素材の衣服は、肌触りが良かったり、風を心地良く通したりと、身につけているだけで快適です。家族ごと包み込む家という空間も、そのような存在でありたいもの。木、土、風、太陽。阿部建設は素材にこだわり、自然の恵みを存分に活かしたパッシブデザインやエコ・エネルギーの家をつくります。

自然素材を多用した、
身体と環境にやさしい家づくり

五感を解放する自然の恵み

たとえば柱や梁に使用する木材の主要産地は、愛知、三重、岐阜、静岡に絞っています。なかでも木曽東濃産の檜や三重松阪杉、天竜杉などは用途で使い分けています。良質な素材を選択するために、私たちは山に入り、土を触り、水の流れを見て、健康な木が育つ土壌かどうかも確かめます。経年美化するにつれ愛着が増す自然素材は、じつは新建材よりもメンテナンスが楽で長持ちするという利点もあります。

住宅はいま、ゼロエネルギー化へ

じつはランニングコストを
抑えられるシステムです

災害時にライフラインが止まっても生活可能な、心から安心できる家。設備機器に頼った省エネとは根本的に考え方が異なります。庇を長くしたり屋根緑化や植栽で夏場遮熱を行う、風の抜け方や太陽熱を直接室内に取り入れるダイレクトゲインの仕組みを設計するといったパッシブデザインを中心に消費エネルギー量を抑えるだけでなく、太陽光発電などを活用してエネルギーを創出します。

オーエム ソーラーの家

ZEH(ゼッチ)ビルダーとは

ZEH(ゼッチ)とはZero Energy House(ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、消費エネルギー量の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅です。ZEHビルダーとは自社が受注する住宅のうち、ZEHの占める割合を2020年までに50%を目指す会社を指します。ZEH普及に関する条件を満たしていることが必要です。阿部建設はZEHビルダーに登録しており、自然の力と組み合わせた本当のZEHを提案しています。

弊社ZEH普及目標はこちらをご覧ください

オーエム ソーラーの家

自然の恵みを活かしたOMソーラー

OMソーラーとは、自然環境の力を利用した空気集熱式のパッシブソーラーシステム。冬は家全体を温める床暖房として、夏は涼しい空気を取り入れるシステムやお湯採りシステムとして活躍します。

OMソーラーの仕組み

  • オーエム ソーラーの家

    冬の昼は、太陽で床暖房。

    屋根に降り注ぐ太陽の熱で温めた外気が、ハンドリングボックスを経由して立下りダクトで床下に送られます。蓄熱コンクリートに熱を蓄えながら床吹き出し口から暖かい空気が室内に送られると共に、床からの放射熱が家全体を温めます。

  • オーエム ソーラーの家

    冬の夜は、放熱。

    夕方、外気温が下がり始めるころから、昼間に蓄熱された床下の熱がゆっくりと放熱を始め、床を温めます。

  • オーエム ソーラーの家

    夏の昼は、排気とお湯採り。

    太陽で熱せられた屋根の熱が室温に影響しないよう、屋根裏の「夏排気口」から熱を排出。さらに、この排出熱を貯湯槽の水を温めることに使用します。

  • オーエム ソーラーの家

    夏の夜は、外気取り込み。

    快晴で雲のない夏の夜には、放射冷却現象を利用して涼しい外気を室内に取り込みます。冷房ほどではありませんが、ほんのり涼しい夏の夜を実現する仕組みです。

長く良好なコンディションの
「長期優良住宅」

国の基準より厳しい
阿部建設の標準仕様

最低限のラインを定めた建築基準法を順守するだけでは、長持ちで安心・安全で、環境への負荷を低減できる住まいは実現できない。そう痛感した私たちは、さまざまな素材や工法を独自に模索してきました。そんななか、国が策定した「長期優良住宅」および「低炭素住宅」の性能基準が私たちが必要と考える住宅の性能により近く、当社の標準仕様として採用することにしました。

「長期優良住宅」とは、長期にわたり良好な状態で使用できるよう基準を定められた住宅のこと。「低炭素住宅」とは二酸化炭素の排出を抑制するのに役立つ住宅のことです。所管行政庁によるこれらの認定を受けた新築住宅は、税制優遇措置(ローン費用や登記費用の減額)の対象となります。つまり、阿部建設の家は標準仕様でこれに該当します。

また、2013年に省エネ基準が改正されたことに伴い、国は2020年に戸建て住宅の省エネ基準適合義務化を目指しています。阿部建設はすでに新基準で設計を行っており、2013年の省エネ基準よりも厳しい低炭素住宅認定基準を標準仕様としています。

地震や災害に強い木の家

阿部建設のつくる家は、建築基準法が想定するよりも1.5倍の地震に耐える性能をもっています。信頼性が最も高くオーソドックスな計算法である「許容応力度計算」で詳細に検討したうえでの、確実な構造設計。世界トップクラスのシェアを誇る膨張ゴム技術を応用した木造住宅用制震システム「TRCダンパー」を標準採用し、また、地震大国・日本における木の家には不可欠な、耐震構法といえる「SE構法」も対応可能です。

心と体の両方に作用する、
薪ストーブの火

火を囲むことは、人間に本来的に備わっている好みのようです。ぱちぱちと薪のはぜる音、揺らぐ火、その暖かさ。心と体の両方に作用するあたたかさ。燃料用に、加工場から出る端材をお分けすることもできます。

エコでお手軽、ペレットストーブ

木質ペレットが燃料のペレットストーブなら、スイッチひとつで点火できます。良質なペレットであれば燃えかすや灰がほとんどでないため、日々の掃除はほぼ不要。廃材を有効活用してペレットの製造・販売もしています。

木製ペレットについてはこちら

規定の条件を満たした住宅に、
各種補助金制度があります。

阿部建設は積極的に各種補助金制度を利用して住宅を建てていますが、これは単に国の施策に則っているわけではありません。取り組んでいる理由は、ひとつに、補助金を利用することはお客さまに直接的な経済的メリットがあるから。ふたつに、補助金を利用するには一定の技術水準を満たした住宅とする必要があるからです。

補助金制度が将来的に終了しても技術水準が残ることは確実。耐震性、断熱性、気密性などの高い技術基準は省エネになるだけでなく、住みやすく、快適に暮らしていけることがこれまでの家づくりで実証されているのです。

地域型住宅グリーン化事業

阿部建設が所属するグループの基準に沿った住宅を建設する場合に、補助が受けられるものです。主に下記の2種類があります。

長寿命型(長期優良住宅)

長期にわたり良好な状態で使用することで住生活の向上および環境負荷の低減を図る住宅。認定を受けることで、補助金交付や住宅ローン減税などのメリットも。 阿部建設の家は標準仕様が「長期優良住宅」です(補助金を受けるには別途認定申請が必要です)。

補助金額
一戸あたり補助対象費用の1割以内かつ上限100万円/戸(地域材を過半に使用した場合120万円/戸)

高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)

省エネによって消費エネルギーを減らし、消費したエネルギーと同等またはそれ以上のエネルギーをつくり出す住宅。太陽光発電・省エネ設備の導入、断熱性能の向上などが必要になります。

補助金額
ゼロエネルギー住宅とするために必要な工事費の1/2かつ上限100万円/戸(地域材を過半に使用した場合120万円/戸)

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